【緊急警報】世界的なRAM不足、テック製品の発売を直撃し価格高騰を加速か!?

概要

現在、テック業界は、ほぼ全ての電子機器にとって不可欠なコンポーネントであるダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)の深刻な世界的な不足に直面しています。この品薄は主に、スマートフォン、サーバー、PC市場からの前例のない需要の急増によって引き起こされています。PhisonのCEOであるK.P. Pua氏は、不足はDRAMモジュール単体にとどまらず、メモリ操作を管理する特殊なコントローラーを含むサプライチェーン全体に及んでいると指摘しています。この需要増と限られた製造能力が相まって、ハイエンドサーバーから家電製品に至るまで、DRAMの価格が全面的に大幅に上昇しています。

インサイト

Phison CEOのK.P. Pua氏へのインタビューから、DRAMのひっ迫は当初理解されていたよりもはるかに広範囲に及んでいることが明らかになりました。NANDフラッシュの価格(SSDに使用)は直接影響を受けていませんが、DRAM不足は組み込みDRAMを必要とするSSDコントローラーの製造に直接影響を与えます。これは、NANDフラッシュに大きく依存している企業でさえ、DRAMに依存するコントローラーへの依存のために苦境に立たされていることを意味します。Pua氏は、RAMの入手困難または法外なコストのために、多くの企業が製品ラインを「中止(kill)」するか、発売を延期せざるを得なくなると明言しています。この状況は、AppleやSamsungのような業界大手のような交渉力を持たない中小規模のテック企業にとって特に厳しく、妥当な価格で十分な供給を確保することが困難になっています。新しい製造工場を建設するリードタイムが長いため、この不足はすぐに解消される見込みはなく、2018年以降まで長期化する可能性があります。

影響

RAM不足の直接的な影響は多岐にわたります。消費者は、メーカーが部品コストの上昇分を転嫁するため、新しいスマートフォン、コンピューター、その他の電子機器の価格が高くなることを覚悟する必要があるでしょう。さらに、企業が部品の入手可能性に基づいてポートフォリオを見直すため、市場では製品の遅延、供給量の減少、さらには特定の製品ラインのキャンセルが発生する可能性があります。この状況は、一部の分野でのイノベーションを阻害する可能性があります。企業が希少なDRAMを必要とする新しい不確実な事業よりも、既存の収益性の高い製品を優先するようになるからです。ビジネス、特にサーバーやエンタープライズ分野の企業にとっては、オペレーションの拡張がより高価で困難になり、ITインフラストラクチャの開発やクラウドサービスに影響を与える可能性があります。戦略的な意味合いは大きく、テック企業はサプライチェーンの回復力を再評価し、長期契約を模索したり、将来の供給を確保するためにメモリ製造への投資さえ検討する必要に迫られるでしょう。

ソース:https://www.theverge.com/tech/881062/ram-shortage-kill-products-companies-phison-ceo-interview

上部へスクロール